◆ある日突然(2023年3月21日)

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飼い猫のマロン(ブリティッシュショートヘア・オス・2歳8か月)がある日の夜、

急に食欲がなくなり、元気がなくなった。

床に寝そべり座りしてちょっと呼吸も苦しそうだ。

大好きなウエット(シーバのテリーヌ)のごはんも全く食べない。

心配ではあったがちょっと調子が悪いのかなと思い、翌朝まで待つことにした。

翌朝、気になったので普段は朝にはあげない大好きなチュールをあげてみた。

食べない。。あのくいしんぼうの、何よりも大好きなチュールを食べない、、これは重症だと思った。

すぐにかかりつけの動物病院へ行った。

若い先生いわく、最近季節の変わり目で元気がなくなる猫が多いらしいとのこと。

私は夜中にちょっと心配してネットで見た、「肥大型心筋症」というのがヒットしたので、その旨言及したが、「幼いころ一回みてますよね、また見ますか?」と独り立ちしていない若い先生が言った。

私「もちろんみてください」

若い女の先生「わかりました。」

「心筋の厚さは、ん~、4mmくらいですから大丈夫じゃないでしょうか。」

私「そうですか、、でも呼吸が苦しそうなんですが、、」

若い女の先生「病院に来て緊張してるのもあると思います。」

「肺もレントゲンで見たところ若干白くなっているが、心臓も形が見えるので大丈夫じゃないでしょうか。」

院長登場「エコーで見てみましょう。腸にウンチがつまっていますね。ん~、心臓の壁も6mmありますね。心臓の血液の流れも若干気になる部分もあるものの、、舌の色も正常だし、大丈夫じゃないですかね。肺のレントゲンも若干白いものの大丈夫かと思います」

私「ネットで見ると肥大型心筋症というのがヒットして気になるのですが大丈夫でしょうか。」

院長「血液検査で調べますか?」

私「もちろん調べます。」

院長「結果は明日になりますが検査出しましょう。」

「ウンチが詰まっているので、出口付近のものをかき出します。」

肛門に指を突っ込まれウンチを何度もかき出していました。。。

マロンは絶叫を上げて「ギャー、ギャー」と泣いていました。。。

季節の変わり目で体調を崩し、腸が詰まっているので気持ち悪くて食欲もないのではとのことでした。そして、胃腸薬を処方してもらい、病院を出ました。

呼吸の粗さは病院に来る前からだし、どうも納得しがたいのですが、仕方なく一旦家に帰りました。

家に帰るとマロンは子供用のベットに登り、布団の上で横になりましたが、呼吸が苦しそうにしていました。

妻がよくマロンのお腹に顔を付けるのですが、その時もお腹に耳をあてると、変な音(ゼーゼー)がすると言いました。午後はその病院は休診です。

でも、とても気になるので、診療時間を超えてしまいましたが、動物病院に電話をしました。

院長は不在でしたが、若い女の先生がおり、連れてきても良いということだったので急いで連れて行きました。

私「やっぱり呼吸が苦しそうなのですが。絶対におかしいと思います。」

若い女の先生「院長とも話したんですが、5時まで酸素室に入るか、いっそのこと入院扱いとするか。ただ、入院しても人が不在なので途中何かあるかもしれないことを了承いただくことになります。または、検査機器、設備の整った緊急病院に行くかですね。」

私「であれば、、救急病院に行きたいです。」

若い女の先生は電話で院長と話し、何個か緊急病院を紹介してくれ、問い合わせしてくれましたが、どこも受け入れできないと回答が来ていました。

その後も院長と電話のやり取りを続け、、

若い女の先生「〇〇動物病院なら予約なしでいけると思います。ただちょっとお高いです。」

私「そこに行きます。」

〇〇病院に到着。24時間体制もある大きな病院のようです。

私「すみません、、△△動物病院にこちらを紹介頂きました。かなり呼吸が苦しそうなので診てほしいです、、よろしくお願いします。」

〇〇病院受付「予約はありますか?ここを予約制になっていますが。。。少々お待ちください。」

しばらくし、

〇〇病院受付「とりあえず、緊急なので猫ちゃんを預かりし先生に診てもらいます。」

私「ありがとうございます、、よろしくお願いします」

しばらくし、、院長先生に呼ばれて、、

〇〇病院院長「あのですね、、、△△病院ではなんと言われましたか?」

私「季節の変わり目で調子悪いのではと。レントゲンやエコーも見てまあ、気にはなるところはあるがまあ大丈夫じゃないかと。肥大型心筋症のこともお伝えしたのですが、はっきりと言える症状は無く、心配でしたら血液検査しますというのでお願いしました。明日結果が出ます。うんちが出ていないので腸の調子が悪いのではと。エコーで腸にウンチが詰まっていたので肛門に指を突っ込んでかきだされ、胃腸薬をもらってきて帰りました。ただ、一度帰った後、やっぱり苦しそうなのでもう一度病院に行き、心配している旨伝えましたが、、どうも要領を得えない診断で、、、いろいろ病院を紹介頂きましたがどこも受け入れてもらえず、最後にこちらの病院を紹介されてきた次第です。予約不要と言っていましたが。。」

〇〇病院院長「そうですか、、、肥大型心筋症による肺水腫を起こしています。なので肺に水がたまり呼吸が苦しい状態です。緊急入院して、薬で水を出し、心臓を動かし、酸素室に入り心臓の負担を下げる処置をします。ここ2,3日が命の山場です。順調に回復したら5日程度で退院できます。ただ、この病気は一時的に助かったとしても完治する方法が現代にはなく、、永久に投薬が必要で、それでいて平均して数か月、1年未満の寿命になります。。ごくごく稀に数年寿命を延ばす猫もいます。」

事前に調べていたのである態度覚悟はしていましたが突然のことで頭が真っ白になりました。一緒にいた妻は、あまりの突然の事実に、涙をこらえることができない状態となっていました。

〇〇病院院長「すみません、、一方的に話してしまいましたが。。」

私「素人ながらいろいろネットで調べていたんですが、、やはりそうなんですか。。

とりあえずはこの緊急状態を乗り越えればいくらかの短い期間でも元気に過ごせるということですよね。。まずはぜひともこの緊急状態を乗り切ってほしいです。。何卒よろしくお願いいたします。」

〇〇病院院長「わかりました。ちなみにですが、入院1日あたり、3万、5万くらいかかる時もありますが、大丈夫でしょうか?」

私「はい、承知しました。よろしくお願いいたします。」

最後にマロンを見て帰りました。すごく寂しそうな顔をしているように見えました。

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